7月5日からのアンケートのまとめです。

サッカーでゴールを決められた場合、「得点」と「失点」のどちらを使うか伺いました。
サッカーで相手にゴールを決められた場合、どう言いますか?
失点を許した 14.7%
得点を許した 79.9%
どちらでもよい 5.3%

およそ8割の方が「得点を許した」を選び大差がつきました。やはりこの方が自然でしょうから、今後「失点を許した」を見かけた場合には「得点を許した」「失点した」などの言い換えを提案してみようと思います。

逆に得点を許さない場合、「相手を無失点に抑えた」といった言い方もしばしば登場します。文脈上誤解されることはほぼないでしょうが、これも「失点を許す」と同様ややねじれた表現に思えます。「無失点」は自分の側についての表現ですから、「相手を無得点に抑えた」とするか、単に「無失点で抑えた」などとする方が素直でしょう。

こうした表現の問題とは少し違いますが、試合展開を描写する記事では、どちらの側についての記述なのかを明確にしないと話が分からなくなってしまうこともあります。今回のサッカー・ワールドカップ決勝、フランス対クロアチアの記事では「フランス・グリーズマンのファウルを誘うドリブルがFKと判定され……」という原稿に担当者が反応し、「これだとフランスが反則をして相手のFKになったみたいでは?」。

実際にはクロアチアが反則を犯しフランスのFKになっていたため、「ドリブル<に対するプレー>がFKと判定され……」と補ってもらう、といったことがありました。きちんと試合を見ている記者は頭の中で試合の流れを理解しているため、逆に言葉足らずになってしまうのかもしれません。


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