4月5日からのアンケートのまとめです。

「東京ドーム」を広さなどの例えに使うことについて伺いました。
新聞では広さや容積について、よく「東京ドーム〇個分」などと表現しますが……
大体イメージできる 5.9%
とりあえず巨大さは伝わる 51.8%
想像しづらい 42.3%

多くの新聞社・通信社の用語集には参考資料として「例えに使われる数字」が載っており、確認できたものの全てに「東京ドームの面積・容積」がありました。「読者の理解を助けるために『東京ドームを器にして5杯分』などといった書き方がある」(日経新聞用語集)などとあり、分かりやすく説明する目的での工夫です。


その目的が果たされているのか、というアンケートでしたが、結果を見ると「大体イメージできる」としたのはたったの6%。なんとか約半数の方に「とりあえず巨大さは伝わる」程度でした。残念ながら効果はいまいちのようです。

今年で完成50年の「霞が関ビル〇杯分」という例えも昔はよく使われました。しかしこの日本初の超高層ビル(147メートル)も、各地に巨大ビルが開業してからはかつての圧倒的な存在感を失い、姿を思い浮かべられる人も少なくなったのではないでしょうか。話題の建物が何かと例えに使われ、それが定着するけれど、またしばらくして新しい注目の建造物に取って代わられるというのは必然なのかもしれません。

霞が関ビル by Joe Jones

今年で完成30年の東京ドームももはや旬は過ぎ、野球を見たりコンサートに行ったりする人以外には通じないということでしょう。かといって趣味や関心が多様化し情報過多のこの時代、多くの人に通じる別の例えを探すのも難しいのですが……。少なくとも、何でもかんでも東京ドームを物差しにするのは慎んだ方がよさそうです。



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