1月第3週のアンケートの結果まとめです。

1月15日からご回答いただいたのは「試験官」についての問いでした。
大学入試センター試験も行われ、入試本番を迎えました。試験の監督者を「試験官」とも言いますが、この呼び方は公務員以外にも……
公務員以外にも使える 70.6%
公務員にしか使えない 29.4%
この質問のきっかけは、昨年末の本紙1面記事に向けられた読者からの問いかけでした。

「AIが面接官」という見出しがついたトップ記事に、「民間企業の採用活動で公務員を意味する『面接官』という言葉を使ったのはどうしてか」という趣旨のお尋ねがあったのです。


「官」を辞書で引くと「国家の機関。役所。官庁。また、そこに勤める人。官吏」(大辞林3版)とあり、公務員のみを指しそうです。一方で「面接官」という語を採録している辞書は見当たらず。ただ、「受験生に面接して試問を行う人」(同)と説明される「試験官」は、面接官と同じような意味で「官」が付きますが、「官吏」とされていません。

その伝でいけば「面接官」も必ずしも公務員とは限らないはず――と考えたわけですが、この感覚が一般的なものなのかどうか、伺ってみたいと思った次第です。時節柄もあって「面接官」ではなく「試験官」についての問いにしました。

結果は、「公務員以外にも使える」を選んだ人が約7割となりました。辞書の説明にもあるとおり、「官」が付いている語でも必ずしも官吏を意味しない場合があるということで、一般的にも理解されているのではないかと思います。



19日からの質問は、年替わりと年度替わりに関わるものでした。
現時点で使う「今年度」はどっち?
2017年度 93.9%
2018年度 6.1%

9割を超す人が、まだ2017年度であると回答しました。アンケートへの回答から見ることができる解説でも書きましたが、日本では通常4月が年度替わりですから、そのことが意識されているのでしょう。

ただし、このように二者択一で質問すると皆さん身構えてしまい、「うっかり」が起こりにくくなるだろうと想像します。何かの都合で「昨年度」やら「今年度」やらを使うようなことがあったとしても、ご注意されますように。

なお、校閲グループのツイッターで4月始まりではない年度もあるという指摘を受けました。おっしゃる通りで、ツイッターで挙げられていた「冷凍年度」は10月始まりですが、現在はあまり使われていないようです。

新聞で使われることがあるものとしては「米穀年度」(11月始まり、現在は2018米穀年度)、「酒造年度」(7月始まり、現在は2017酒造年度)などがあります。


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