〈読めますか?〉結果

この週は「イワシ」。節分の夜にイワシの頭をヒイラギに刺して鬼を追い払う風習があることからこのテーマにしました。しかしイワシだけで1週分の漢字テーマになるとは。それほど、日本人にとってなじみ深い魚なのですね。


正解
潤目鰯うるめいわし 90%
うるまいわし 7%
うるみいわし 3%
「鰯」の字は漢字クイズとしては易しすぎると思い、まず選んだのは「潤目鰯」でした。これでもウルメイワシという言葉さえ知っていれば簡単といえます。


正解
大羽鰮おおばいわし 52%
とびうお 43%
おおはねいわし 4%
イワシは「鰮」とも書きますが、手持ちのパソコンで入力するとちゃんと「鰮」が登録されているので、特殊な用字ではないようです。現に金子みすゞの有名な詩で使われています。

朝焼小焼だ

大漁だ

大羽鰮の

大漁だ。


浜は祭りの

ようだけど

海のなかでは

何万の

鰮のとむらい

するだろう。

「大漁」 ハルキ文庫「金子みすゞ童謡集」より

みすゞにはこんな詩もあります。

王子山から町見れば、

わたしは町が好きになる。

干鰮(ほしか)のにおいもここへは来ない、

わかい芽立ちの香がするばかり。

「王子山」の一部

正解
干鰯ほしか 46%
じゃこ 33%
ひいわし 21%
今回のクイズでは「干鰯」の表記にしましたが、それでも今回最も正解率が低くなりました。現代では使われないので無理もありません。しかし、正月の縁起物であるカタクチイワシの「田作り」はご存じでしょう。なぜ田作りというかといえば、イワシを肥料にしたからです。ちなみに先週触れた大阪の靱(うつぼ)地区には干鰯を扱う店が多かったようで、上方落語「牛の丸薬(がんじ)」に出てきます。


正解
熬り子いりこ 84%
かぶりこ 8%
あぶりこ 8%
「熬り子」の熬の字は見たことがないかもしれません。「毎日新聞用語集」には
(炒る、熬る)→煎る
とした後に
原則として「煎る」を使うが「炒る」「熬る」の表記習慣が強いものは仮名書き
という注釈があります。しかし「熬る」の表記習慣が強いものって、ちょっと思いつきません。辞書には「熬り子」という表記もありますが、普通は平仮名で使うはずですし。


正解
白子干ししらすぼし 74%
しらこぼし 22%
しろこぼし 4%
「白子干し」の白子も仮名書きにする習慣が強いといえます。ただ「しらこ」と読むと魚の精巣という別の意味になってしまうことを注意喚起したくて出題しました。蛇足ながら、個人的には軟らかい釜揚げシラスといわれるものよりは、硬めの「ちりめんじゃこ」の食感の方が好きです。ああ、大根おろしとあえて食べたくなりました。
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