漢字クイズ(テーマ・大学)結果

この週は受験シーズンに合わせ大学名を出題しました。

回答割合は次の通り(出題日は1月26~30日、★が正解)。
二松学舎じしょうがくしゃ9%にしょうがくしゃ★79%ふたまつがくしゃ13%
麗沢うるさわ18%れいさわ6%れいたく★77%
関西学院かんさいがくいん12%かんせいがくいん★68%かんぜいがくいん20%
帝塚山学院ていづかさんがくいん6%ていづかやまがくいん10%てづかやまがくいん★84%
桐朋学園きりともがくえん2%とうほうがくえん★95%どうほうがくえん3%

by miya
最も低い正解率となったのは「関西学院」。写真はその時計台です。昨年末、アメリカンフットボール部が毎日甲子園ボウルで4連覇するなど知名度はあるはずですが、読みについてはかなり知られているとはいえないようです。出題時の解説に記したように「関西大」が「かんさい」、「関西高」は「かんぜい」と紛らわしい別の学校があることが一因でしょう。また、新聞などでは「関学大」と書かれるため「かんがくだい」という読みに慣れてしまって「かんせい」という読みに接する機会が意外に少ないという事情もあるかもしれません。なお関西学院の欧文表記はKWANSEI GAKUIN。この表記と「関西学院」「関学」「関学大」は商標登録されています。

次に正解率が低かったのは「麗沢」。この言葉は大きめの辞書に載っています。《「易経」兌(だ)卦から。「麗」は連なる意》二つの沢が水脈を通じてうるおし合うこと。友人どうし助け合って勉学に努めること(大辞泉)。大辞泉には「麗沢大学」も載っています。新聞でもそうですが、沢の字は本来の「澤」ではなく新字体にしています。

「二松学舎」は1877年創立。慶応義塾に続き日本で2番目に古い私学ということです。夏目漱石も学び、その時のことは「落第」というエッセーに書かれています。「元来僕は漢学が好で随分興味を有って漢籍は沢山(たくさん)読んだものである」。漢学に力を入れていた二松学舎は水が合ったのでしょう。

「帝塚山学院」の解説では、NHK「マッサン」主人公のモデルが小学校で教えていたことに触れました。そのほか、昨年には、慰安婦報道に関わった元朝日新聞記者が教授だったことで脅迫され、元記者は退職したことがニュースになりました。その時の作成中の見出しで「帝塚山大」となっているのを見て、調べて「奈良の帝塚山大は別の大学」と指摘したことがあります。

「桐朋学園」は「トーホー」という読みだけでは「東邦大学」と紛らわしいため、「キリトモ」と呼ばれることもあるそうです。紛らわしいといえば桐朋女子高音楽科が「女子」とあるのに共学であることも、知らなければ混乱のもとでしょう。男性が写真付きで載ることも多い音楽コンクールの結果の記事では所属が「女子高」とあると「間違いでは?」という疑問を読者に抱かせてしまいます。そこで「共学」と注釈を付けることが多くなっています。

さて、大学の2次試験もピークを迎えます。受験生の皆さん、健闘と健康を祈ります。

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