漢字クイズ(テーマ・怪獣)結果

11月10~14日の回答割合は次の通り(★が正解)。
本多「猪四郎」いしろう★32%いのしろう49%ちょしろう19%
猩々しょうじょう★81%せいぜい6%ひひ13%
迦楼羅かろうら17%かるら★75%がぼら8%
饕餮ごうちん35%ごじら22%とうてつ★43%
儒艮じぐら8%じゅごん★68%じゅら24%

by Yongxinge
この週は「怪獣」。ハリウッド版公開時よりも騒がれていませんでしたが、今月3日が第1作の「ゴジラ」からちょうど60年の節目でした。

その監督が「本多猪四郎」です。この読みが今回最も低かったのはちょっとしたショックでした。ウィキペディアにも「『いのしろう』とした書が多く出版されており、また本人もニックネームで『いのさん』『いのしろさん』などと呼ばれることが多かった」とあります。正しい読みが知られていないことの背景に、知名度が意外にないことがあるのだとしたら残念です。出題時の解説にも記したように、特撮監督「円谷英二」は辞書に載っていても「本多猪四郎」は広辞苑、大辞林の見出し語に採用されない現実があります。

しかし、ハリウッド版の登場人物は、出題者は未見ですが「芹沢猪四郎」だったといいます。「芹沢」というのは主人公以上に強烈な印象を残す登場人物「芹沢博士」からですが、「猪四郎」は本多監督へのリスペクトでしょう。「英二」ではなく「猪四郎」が選ばれたことに、海外での評価がうかがえるかもしれません。

さて、出題者は怪獣を見て育った世代なので、今回ちょっと間違いの選択肢に怪獣の名前を入れてみました。「迦楼羅」では「ウルトラマン」に出てきたウランを食べる(!)怪獣ガボラ。「儒艮」では「ガメラ」シリーズに出た「深海怪獣ジグラ」。そして「饕餮」ではゴジラ。ゴジラは漢字では「呉爾羅」だそうです。

「饕餮」は最も難しい読みだと思っていましたが、最低ではありませんでした。

ツイッターの反応に「十二国記ファンなら楽勝」というものがありました。アニメにもなった小野不由美さんのファンタジー小説です。しかし出題の元ネタは「漢字はすごい!」(山口謠司、講談社現代新書)。写真に示した「饕餮文」は、鬼瓦と同じように魔よけの役割があったのでしょう。怪獣を魔よけに使うというのは、なんだかゴジラがキングギドラなどその他の怪獣を倒す役を担わされたのを思わせます。

「猩々」でもツイッターの反応がありました。「ジブリファンなら楽勝」「『仮面の忍者 赤影』第2部の『まんじ党』のメンバーの中に『猩猩左近』というサルみたいな忍者がいました」。前者が「もののけ姫」に出てくるというのはすぐわかりましたが「赤影」は幼い頃見たはずなのに完全に忘れていました。忍者ものなのになぜか怪獣が出てくるのですよね。

なお「儒艮」は怪獣ではなく海獣です。沖縄県知事選に合わせました。温和でおとなしく、他の動物を攻撃する武器を持っていないというこの海獣にとって、その餌場を普天間飛行場移設のために奪おうとしている人間こそが怪獣に見えているかもしれません。

最近の「読めますか?」


校閲グループのお薦め本
「毎日ことば」のアカウント 
「毎日ことば」トップページへ
最近の記事
 
Top