漢字クイズ(テーマ・将棋)結果

5月19~23日の回答割合は次の通り(★が正解)。

玉将おうしょう25%おおしょう9%ぎょくしょう★67%
角番かくばん20%かどばん★74%すみばん6%
歩兵ふひょう★46%ふへい40%ほひょう14%
中飛車うちびしゃ6%ちゅうびしゃ14%なかびしゃ★79%
千日手せんにちしゅ8%せんじつて15%せんにちて★78%

この週は名人戦大詰めの機会をとらえ「将棋」をテーマにしました。

将棋をやったことのない人も「歩」を「ふ」と読むことくらいはご存じの方が多いでしょう。しかし駒に掘ってある「歩兵」をどう読むか、あまり知られていないのではと思い出題しました。

はたして「歩兵」が最も低い正解率に。「歩兵」は軍事の「ほへい」の読みが有名なので紛らわしいのでしょう。日本国語大辞典によれば将棋の駒としても「ほへい」の読みがあるので、「ほへい」と読んでもあながち間違いとはいえないようです。ただし日本将棋連盟のホームページでは「ふひょう」のみ記されています。なお、一般的にも知られていることと思いますが、歩が成ると「金将」と同じ動きができることから「成り金」という言葉が「急に金持ちになる」という意味に転じました。

ところで「角行」は何と読んでいますか。同ホームページでは「かくぎょう」となっていますが、辞書では「かくこう」もあります。その角が成ったら「竜馬」。これは「りゅうめ」「りゅうま」と複数の読みを同ホームページも記しています。駒の動きと同じく読みも複雑で、初心者は苦労します。

「玉将」は「歩兵」の次に正解率が低くなりました。見間違えて反射的に「おうしょう」を選んだ人もいると思われますが、駒が「玉」でも「おう」と言ったりしますから「玉将」も「おうしょう」と読むのではないかと思った人も多かったのかもしれません。

次に「角番」ですが、74%という数字は意外に低いと思いました。どちらかといえば大相撲で使われるうえ、新聞では「カド番」と片仮名表記される慣習があるため、漢字だと「角行」の角のことと誤解した向きがあったのでしょうか。それはともかく「角」は「かく」「かど」「すみ」「つの」などさまざまな読みが考えられ、特に固有名詞だとルビがないと読めないことが少なくありません。

「千日手」。日本国語大辞典によると「先日手」という表記もあったようです。これだと「せんじつて」とも読まれてしまいそうですが、さすがに「千日」を「せんじつ」と答えた人は少なめでした。

「中飛車」は「ちゅうびしゃ」の回答がもっと多いのではないかと予想していましたが、今回最も正解率が高くなりました。ちなみに「高飛車」の俗語「タカピー」を2014年発行の「三省堂国語辞典」第7版は載せています。「1990年代からのことば」と注記があります。新語を積極的に採録するのがこの辞書の方針ですが、うーん、これ次の改訂までもちますかねえ。すでにあまり使われなくなったような気もします。将棋で先の先を読むのと同様、俗語・流行語が定着するかどうか先を読むのは難しいと思いました。

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