漢字クイズ(テーマ・肉)結果

7月22~26日の回答割合は次の通り(★が正解)。

羊頭狗肉ようとうくにく★93%ようとうぐにく4%ようとうこうにく3%
髀肉の嘆こつにくのたん17%はいひくのたん10%ひにくのたん★73%
肉串ろししくしろ★65%にくしろ21%にくくしろ14%
肉骨粉にくこっこ4%にくこっぷん★96%にくほねこな0%
肉髻にっきち13%にくけい★66%にくごう21%

この週は「肉」というテーマでお送りしました。

7月にBSE(牛海綿状脳症)の検査対象月齢が48カ月超に緩和され、全頭検査が廃止されたことが主なきっかけですが、参院選報道のせいかそれに関しては全く話題になりませんでした。

それはさておき、最も正解率が高かったのは「肉骨粉」で96%、次いで「羊頭狗肉」が93%でした。前者はニュースで頻繁に報じられる時期がありましたし、後者も慣用句として目にする機会は今なお少なくないので、当然の結果と言うべきでしょうか。

「髀肉の嘆」も73%と、なかなかの高さです。「三国志」、あるいはそのリメークと言うべき作品は日本でも昔から人々に親しまれていますから、それだけ広く知られている故事でもあるのでしょう。

「肉串ろ」の65%は、出題者としては「半分を割り込むのでは?」とも予想していただけに、ほぼ3分の2が正解したのは驚きました。枕ことばとしての用例は多くないので、「もともと知っていた」という方は、よほど古典にお詳しいのでしょう。しかし、古語では「肉」を「しし」と読む例があることをご存じであれば、正答を選ぶだけなら大して難しくなかったかもしれません。

なお、宍戸(ししど)の姓で知られる「宍」は「肉」の俗字だそうです。新聞では俗字は基本的に使いませんが、「宍戸錠」を「肉戸錠」に直すと怒られちゃいますね。「『ニク』は音読みで、訓は『しし』です。実は、筆者は『肉』の音読みは『ロウ』だと思っていました。中華料理で『~ロー』といえば、メニューには『~肉』と書いてありますから」というのは、小池和夫「異体字の世界」(河出文庫)です。ニクは音読みだから、「肉汁」は音読み同士の「にくじゅう」が正式な読み方です。ただし「明鏡国語辞典」(大修館書店)のように「にくじる」という読みを付記する辞書も現れています。

「肉髻」が66%というのも、意外に高かったという印象です。仮に「髻」の一字だけなら、読み方の想像がつかない方も多いのでは?と思っていたのですが(ちなみに訓読みでは「たぶさ」「もとどり」などとなります)、そんなこととは関係なく仏教用語として定着しているのでしょうか? 

折しも、お盆が控えております。最低限わきまえておくべき仏教用語をおさらいしておくには、打ってつけの時期かもしれません。

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