漢字クイズ(テーマ・八重の桜)結果

4月22~26日の回答割合は次の通り(★が正解)。
什の掟じゅうのおきて★79%じゅんのおきて4%とおのおきて16%
壬生寺じんしょうじ1%じんせいじ3%みぶでら★97%
松平容保まつだいらかたもり★71%まつだいらたかやす17%まつだいらやすのり13%
安中市あんちゅうし7%あんなかし★78%やすなかし15%
娘子隊じょうしたい★53%にゃんこたい12%りょうしたい35%

この週のテーマは「八重の桜」。NHK大河ドラマではもうすぐ前半のクライマックスである会津戦争に向かうそうです(しかし後半のクライマックスって何になるんだろう?)。

今回最も難しかったのは「娘子隊」で、正解率53%でした。娘の音読みなんてまずしませんから、半分以上読めたのは、もしかしたら3択の選択肢のせいかもしれません。特に「にゃんこたい」なんてありえないでしょ。と思ったら12%もの支持率。ふざけた選択肢と思いつつ選ぶ人が思いのほか多かったのでしょうか。ただし全くのおふざけで「にゃんこ」を設定したわけではありません。中国語を学ぶ人などにとっては自明でしょうが、娘の字はニャンと読むからです。

「松平容保」。幕末には難読人名が少なくありませんが、間違いの選択肢の設定には注意しなければなりません。下手をしたら正解が複数になるからです。徳川慶喜は一般的に「よしのぶ」ですが「けいき」とも言われていたし、佐久間象山は「しょうざん」の読みが多く聞かれますが、彼の業績を顕彰する長野市の「象山記念館」は「ぞうざん」です。

「かたもり」については異説を見つけることができなかったのですが、なるべくありそうにない間違いを仕込みました。71%というのは難読人名の割によく読めていると思います。これは消去法の結果なのか、元々知られている名前だからか、それとも大河ドラマ効果なのか、分かりかねます。

「安中市」は長野新幹線「安中榛名駅」がありますが、乗降客も少なく「秘境駅」といわれたこともあるそうです。新幹線なのに……。ちなみに当サイトと連動したフェイスブックでは同市の「碓氷峠」の写真を掲げました。「碓井」とよく間違えるので要注意の地名です。

「什の掟」。什は什器(日常使う器具)という言葉で使うし、仮に知らないとしても「十」のつくりから類推はしやすいと思います。

なお、出題者は解説で初め「ならぬことはならぬものです」を「ならぬものはならぬものです」と書いてしまいました。「八重の桜」の第1回サブタイトルも「ならぬことはならぬ」で、繰り返し流れたフレーズなのに、完全に「こと」と「もの」の取り違いをしていました。社内の指摘で直り、表には出ませんでしたが、改めて思い込みの怖さと確認の重要性を思い知らされた次第です。

「壬生寺」は簡単でした。きっと新選組人気の影響でしょう。幕府方では新選組人気が際立っていて、他の佐幕派はそれほど顧みられない傾向があります。白虎を「しろとら」と読んだ人もいました。「八重の桜」が白虎隊にどれだけスポットを当てるかわかりませんが、白虎隊や娘子隊の悲劇を含め、敗者の歴史を通して漢字も学びたいと思います。

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