漢字クイズ(テーマ・センバツ出場校)結果

3月11~15日の回答割合は次の通り(★が正解)。

遠軽 えんがる★ 51% えんけい 11% とおかる 39%
菰野 かやの 7% こもの★ 85% こや 8%
常葉菊川 ときわきくがわ 17% とこはきくがわ★ 80% つねはきくかわ 3%
済美 さいび★ 65% さいみ 14% せいみ 21%
済々黌 さいさいこう 15% せいせいがく 10% せいせいこう★ 75%

この週は選抜高校野球大会の開幕に先駆け、読み方で戸惑いそうな校名のシリーズをお送りしました。

校名は文字通りの「看板」ですから、地名に由来したものはともかくとして、何かしら原典や由緒があって付けられたものも多いはず……とにらんだ通り、調べてみるとなかなかに興味深かったです。しかしながら、難読と思われる校名には紙面上でもふりがなを付けることが少なくありませんし、いわゆる強豪校ならテレビ放送をはじめ何度も耳にするわけでして、問題の難易度という面ではどうだったでしょうか。特にウェブ用の「間違った選択肢」作りでは、あまりに紛らわしかったり不自然だったりすると各校の関係者に迷惑をかけてしまうのでは……などと普段以上に頭も気も使ったのに、大抵の人は引っかかってくれないという、出題者にとっては複雑な心境になる結果に終わりました。

さて、五つの校名のうち、地名に由来するもの、漢籍に由来するもの、和歌に由来するものでそれぞれ2、2、1と、バランスは取れていたように思います。

正解率の高かった「常葉菊川」は、07年のセンバツで優勝、08年の夏の甲子園も準優勝と、21世紀に入ってから強豪校として定着しつつあることによるものかもしれません。今年も初日に1回戦を突破し、どこまで勝ち進むか注目されるところです。

地名由来の「遠軽」「菰野」で正解率に大きな開きが出たのは意外でした。やはり北海道の地名は全国的にはなじみが薄かったのか、それとも、菰野はセンバツ初登場ながら夏の甲子園には2度出場、遠軽は春夏ともに初めてという違いが出たのか、あるいは「菰野」で「それはないだろう」という選択肢しか用意できなかったからなのでしょうか。 いずれにせよ、遠軽も初戦突破して知名度が上がったことは間違いないでしょう。

「済美」「済々黌」は、共に漢籍に由来する校名ですが、結局は「せい」「さい」の読み方が迷うところだったようですね。なお、「済美」という表記で「せいび」と読む校名が岐阜市にあるため、選択肢には使わなかったのですが、これによって少しは正解率が上がったのでしょうか? ついでながら、済々黌の「黌」の字が分かりづらいという方は、「かんむりの部分は『学』の旧字体『學』と共通」と覚えておくといいかもしれません。

今センバツのただ中なので、ここに挙げた5校も含め、どんどん校名が紙面などに登場しています。5校以外にも、高校野球ファンでないと読みにくいと思われる校名はあります。調べ始めると、思いがけない情報を得られることもあると思いますよ。

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