漢字クイズ(テーマ・強さ)結果

7月23日~27日の回答割合は次の通り(★が正解)。

盤石 ばんこく 1% ばんしゃく 3% ばんじゃく★ 95%
超弩級 ちょういっきゅう 3% ちょうごうきゅう 7% ちょうどきゅう★ 90%
地力に勝る じりきにまさる★ 75% じりょくにまさる 13% ちりきにまさる 12%
強力無双 きょうりきむそう 13% きょうりょくむそう 6% ごうりきむそう★ 81%
抜山蓋世 ばつざんがいせい★ 83% ばっさんきょせい 16% ぬきやまふたよ 2%

この週は「強さ」がテーマでした。

全体的に正解率は高めで、最も低かった「地力に勝る」も75%でした。ただし、回答者はこれまで例から推測すると、かなり漢字に強い人が多いと思われます。それを勘案すると、意外に低い率といってもよいでしょう。

「地力に勝る」は新聞のスポーツ記事で多用される表現です。「前半は互角の戦いだったが、後半は地力に勝る○○に押し切られた」など。しかし、日常会話ではもちろん、小説でもまず出てきません。このギャップが正解率に表れているように思います。

なお「自力に勝る」という間違いは、地方版でけっこう出てきます。支局の若い記者が書いているものと思われますが、「自力」と「地力」の違いをのみこめないまま言葉遣いだけ先輩記者の文章をまねているのでしょうか。

「盤石」も日常生活で使われない割に新聞の見出しによく出る言葉です。が、これは回答者には常識的だったようで、「ばんしゃく」という濁点の有無に引っかかる人もほとんどいませんでした。調べるまで知りませんでしたが、辞書では「ばんせき」とも読むとのことなので3択の選択肢にはしませんでした。その読みの場合「碁盤と碁石」という意味もあるようです。

「超弩級」。若い人には「超ド級」の表記の方がおなじみでしょう。しかしそれが戦艦からきていると知っている若者は、さほどいないのではないでしょうか。ちなみに「戦艦」はいまどこの国も配備していないそうですね。現役艦として「戦艦」と原稿にあったら「軍艦」などに直さなければなりません。

「強力無双」。「剛力」とも書きますが、パソコンの検索では「ご」と入力しただけで予測候補に「剛力彩芽」が出てきます。いまテレビで見ない日がない超売れっ子。その人気の秘密として「剛力」という力強い名字と「彩芽」の女の子らしい名前とのギャップがインパクトになっているという説を読んだことがあります。本名で、名前の由来は本人も知らないそうですが、山の「強力」に関係あるかもと語っていたそうです。

余談ついでですが、彼女の所属するオスカープロモーションには「武井咲」「忽那汐里」というやはり超売れっ子がいます。いずれも難読ですよね。うかつに「さき」とか「こつな」とか言うと若い人にばかにされるので気をつけなければ。

「抜山蓋世」。項羽の詩からきた四字熟語です。後は「時利あらず」「虞や虞や若(なんじ)を奈何(いかん)せん」との嘆きになります。有名ではありますが、漢文を昔ほど教えなくなった現在、聞いたことがない人も多くなっているのでしょう。83%。微妙な数です。蓋は常用漢字になりましたが、「ふた」の訓はともかく音読みはまだまだ読み仮名が必要かもしれません。

この週のテーマはロンドン五輪を念頭に置いて決めたのですが、あまり関係ない文章になってしまいました。取ってつけたように「強いぞニッポン」。


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