漢字クイズ(テーマ・梅雨時の花)結果


6月11~15日の回答割合は次の通り(★が正解)。


沢瀉 おもたが 15% おもだか★ 66% さわがた 20%
杜若 あやめ 8% かきつばた★ 82% とちわか 11%
石榴 しゃくなげ 19% ざくろ★ 77% つつじ 4%
額の花 がくのはな★ 40% ぬかのはな 53% ひたいのはな 7%
未央柳 びようやなぎ★ 19% みおやなぎ 57% みょうやなぎ 24%


この週は「梅雨時の花」がテーマ。

梅雨時の花の代表格は何といってもアジサイでしょう。でもこの漢字クイズの問題としては「紫陽花」は易しすぎると判断し、変化球の「額の花」=写真上=で出題してみました。俳句では「額紫陽花」は長すぎるためか「額の花」が好まれます。しかし結果をみる限り、あまり知られていないようです。

「沢瀉」の読みは歌舞伎ファンの方には常識でしょうが、市川猿之助襲名のニュースで出てきたこともあり、この週のトップバッターに選びました。ところで毎日新聞などは屋号を「澤瀉屋」と旧字体で表記していました。ところが、一説に澤のつくりは「手錠をはめられた人を見る様子」を表す字だそうです。もちろん字そのものに罪はありませんがね。

「杜若」はアヤメ、ハナショウブと間違えやすい花です。たとえば6月24日まで千葉県香取市で開かれている「水郷佐原あやめ祭り」は、実際にはハナショウブが中心です。ただし、漢字の読みとしてはそれほどまぎらわしくなかったようです。

「石榴」は呉音「しゃくる」が転じて「ざくろ」になったようです。誤答例「しゃくなげ」は「石楠花」などと書きます。

今回最も正解率が低かった「未央柳」。出題者の家で今を盛りと咲いています=写真下。これのどこが「柳」なのか不明で、一説に葉が似ているからといいますが、そうでしょうかねえ。

花の漢字表記には情緒があり俳句や歌などで好まれますが、読めるという前提があってこそ使うべきであり、そうでなければ乱用は避けたいものです。とはいうものの、美しい花を見るだけでなくその名前と漢字を知っていると、なんとなく人生が豊かになるような気がしませんか? この漢字クイズではこれからも折に触れて、動植物の漢字を取り上げていきたいと思います。
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