漢字クイズ(テーマ・落語)結果


6月4〜8日の回答割合は次の通り(★が正解)。

寿限無 じゅげむ★ 97% じゅげんむ 1% すげない 1%
金明竹 かねあけだけ 6% きんみょうちく 39% きんめいちく★ 56%
狸賽 たぬきふさぎ 10% たぬさい★ 34% むじな 56%
幇間腹 たいこばら★ 62% たいこもち 28% ふうかんぷく 9%
厩火事 うまやかじ★ 78% きゅうかじ 4% くるわかじ 18%

6月5日は語呂合わせで「落語の日」、というわけで落語をテーマに出題しました。もともとが話芸ですから、そもそも「正しい漢字表記」はどうやって決まっているのか?とか、広く知られている題材だと簡単すぎるし、さりとてマイナーな題材を取り上げると実際に聞く機会も限られる……など、出題に際してはいろいろと悩んだものです。

by (C)雄犬
広く知られているという点では、「寿限無」はさすがに正答率が高かったですね。間違えた方はクリックミスが原因なのでは?と思えるほど圧倒的な結果が出ました。

金明竹」は、一般的には「前座ばなし」として扱われている割に、ちゃんと演じると時間がかかるせいか、寄席などで聞く機会は少ないかもしれません(寄席で前座に与えられる時間は短いのです)。この話の同工異曲とも言える、九州弁の言い立てが通じないという筋の「陳宝軒」という落語もあります。

意外にも正答率が低かったのは「狸賽」でした。「たぬきのさい」と「の」を入れていることもありますが、大抵は縮めて「たぬさい」と呼ばれています。話としては短い、いわゆる「軽いネタ」で、ちょっとした仕草をしてみせるのがサゲ(=落ち、つまり結末のこと)となります。しかし現代の人々にはジェスチャーの意味が通じにくくなっていること、また録音ではどんな仕草をしているか見えないことなどの理由があってか、耳にする機会は少ない印象があります。

逆に予想より正答率が高かったのは「幇間腹」です。「はら」からの類推でしょうか? 幇間の振り回されぶりが面白いせいか、演じる落語家は今でも少なくないので、ぜひ寄席で聞いてみてください。

厩火事」も、予想以上に正答率が高かったです。現代社会で「厩」を実際に見たことのある人は少ないだろう、という読みだったのですが。さておき、普通に演じると、単に「髪結いのおさきさんが可哀想」という印象しか残らない落語でもあり、これをどう演じるかは演者のセンスが問われるのでは、と個人的には思います。

……という感じで一通り解説を済ませてみましたが、さっそく「来年の『落語の日』に向けて、ネタのストックを」などと漏れ伝わって参りました。(あるとすれば)続きはまた来年、おあとがよろしいようで。


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