漢字クイズ(テーマ・石川啄木)の結果


4月9〜13日の回答割合は次の通り(★が正解)。

啄木鳥 きつつき★ 93% くまげら 5% つぐみ 2%
たる 8% なお★ 66% またたび 26%
為事 いじ 26% しごと★ 34% ためごと 40%
閲する かんする 10% けみする★ 63% よみする 26%
夭折 そうせい 4% ようせい 28% ようせつ★ 68%

この週のテーマは4月13日の没後100年に合わせ「石川啄木」でした。

彼の短歌の中からいくつか選ぼうと思っていたのですが、今では使われない当て字を除くと、さほど難しい漢字は使われていないことに気づきました。啄木の歌が今でも愛されている理由は、このあたりにもありそうです。

結局、短歌から選んだのは「猶」のみ。「はたらけど/はたらけど猶わが生活(くらし)楽にならざり/ぢつと手を見る」からです。今では「尚」を使うことが多いせいか、3人に1人は正解できませんでした。

「啄木鳥」はもちろん啄木の号にひっかけた問題。鴎外、子規、暮鳥など、昔の文学者の号には鳥にちなむものが目立ちますね。

そして短命の人が多い。「夭折」はよく漢字の読みの問題になるのですが、この3択に関する限りでは「ようせい」にひっかかった人が28%と少なくありませんでした。同じ意味の「夭逝」と紛らわしかったのでしょう。

「閲する」は校閲関係者なら読めてしかるべきでしょうが、たしか出題者も校閲をやるようになって初めて覚えた読みのような……。

この週で一番難しかったのは「為事」。なるべく難問奇問は避けるようにしていますが、啄木が朝日新聞で校正の仕事をしていたことを解説文に書くために出題したようなものです。現在「仕事」としか書かないので読めなくても全く問題ありません。

ところで、啄木の校正の仕事ぶりまでは調べていませんが、二葉亭四迷全集の校正を任されたくらいですので、一目置かれていたのでしょう。

出題者の個人的な回想ですが、啄木が校正の仕事をしていたことが新聞校閲を職業に選んだきっかけの一つでした。朝日新聞は落ちましたけどね。

これから新聞社などに入社試験を受ける方がいらしたら、頑張ってください。筆記試験の漢字の問題の勉強にもなるよう、出題者も頑張ります。

では最後に、啄木の短歌から。

こころよく/我にはたらく仕事あれ/それを仕遂げて死なむと思ふ

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